大会長挨拶
第51回 断層映像研究会
大会長 竹原 康雄
名古屋大学大学院医学系研究科
謹啓
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は断層映像研究会に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
断層映像研究会はCTのアナログ版である回転横断撮影装置や、原体照射法の開発者としてご高名な高橋信次先生らを発起人として創設された長い歴史を有する研究会で、日本医学放射線学会の関連学会でもあり、昭和48年に第1回学術集会が開催されて以来、これまでに50回の開催歴を有し、今後も発展が望まれている研究会でございます。当研究会は、高橋信次先生の創造性を受け継ぎ、最新技術の臨床応用のみならず診断医や臨床家の教育の場として間口を拡大し、発展を続けております。
このたび、世話人会のご指名によりまして、2023年10月6日(金)・10月7日(土)の両日「第51回断層映像研究会」を名古屋駅前の“ウインクあいち大ホール”にて開催することが決定し、そのお世話をさせて頂くこととなりました。当地にもゆかりのある高橋先生と諸先輩方が始められた研究会開催のお世話をさせて頂くことは、身の引き締まる思いでございます。コロナ禍が完全終息には至っていないことも想定しまして、現地参加とWeb参加のハイブリッド形式で開催し、オンデマンド配信も予定しております。
第51回断層映像研究会のテーマは「新規蒔き直し」とし、診断、治療を問わず、放射線診療に携わる特に若い医師や放射線技師をはじめとする医療関係者、関連領域の研究者や臨床家らが数多く集い、最新の知識を学び、かつそれを日常臨床に活かせるような、活発な研鑽とイノベーションを触発する場となることを期待しております。
若い医療従事者のみならず、ベテランにとりましても、画像診断の最新知見へリフレッシュする好機となると期待しております。
それでは、第51回断層映像研究会にて名古屋でお会いしましょう。
2022年12月吉日