秋の学会、研究会、勉強会のシーズンにも関わらず、130名近い出席を頂き感謝致します。参加者も若手のみではなく、中堅やそれ以上の先生方と広範囲な出席者を見て大変うれしく思いました。短い時間ながら密度の高いレクチャーが魅力の一つとなったのは間違いありません。多忙の中エッセンスを抽出し、うまくまとめた内容を作り上げた演者の方々、および推薦して下さった座長の先生に感謝致します。
今回のメインテーマ『多種多様な画像所見から究めるcommon disease』は、遭遇する事の多いcommon diseaseの多面性や多種臓器にも及び得る影響を充分に理解し、日々の良好なレポート作成上の重要なポイントを知る事を目標としました。すなわち、稀な症例を診断してホームランを打つことももちろん大切な事ですが、短打の積み重ねも大量得点になり得ます。
Common diseaseの多種多様な画像所見を、成書や論文から学ぶことも重要ですが、多種多様さを常に頭の片隅に置きながらの日常読影も必須です。少し気をつけるだけで、多くの情報が得られ、それを自分なりにまとめて行くことも有用と思われます。私自身も若い頃作製した手書きの大量の資料やノートを今でも時々読み返しては、refreshmentとしています。
2日間で全てカバーし得ませんが、1つでも新しい画像の特徴や再認識を持ち帰り、それを起点として、興味を持って広範囲な知識を得ていただければと思います。
向寒の候、くれぐれもご自愛お祈り申し上げます。