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第53回断層映像研究会 シラバス


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開催のご案内

伊東先生

第53回 断層映像研究会
大会長 伊東 克能
山口大学大学院医学系研究科 放射線医学講座

 第53回断層映像研究会に向けて、皆様へのご挨拶を申し上げます。本研究会は、昭和48年に第1回が開催されて以来、50年以上にわたる歴史を刻み、医療と画像診断の発展を見守りつつ、多くの先達によって支えられてきた歴史と伝統を誇る場でございます。このような歴史ある学術集会の大会長を務めさせていただくことを大変光栄に思います。
 本年の断層映像研究会は、2025年11月21日(金)、22日(土)に下関市生涯学習プラザ(DREAM SHIP)にて開催いたします。今回のテーマは「時代を映す画像診断:革新と継承」といたしました。画像診断はそれぞれの時代を映す鏡と言えるものです。たとえば肝臓内のthird inflowと言う概念は、門脈以外の血流が肝内に直接還流することによって生じる病態/画像所見の根拠となる考えで、1例として急性胆嚢炎や胆嚢癌における胆嚢動静脈の拡張とそれに伴う胆嚢床部肝実質の楔状濃染が挙げられます。これは1980年代に血管造影所見として報告されており、その後、1990年代の血管造影下CT (CTAP/CTHA)全盛期には陰影欠損域/拡張胆嚢静脈の直接流入所見として確認され、2000年代には高精細dynamic CT/MRIにより経静脈造影でも日常的に観察される確立された概念となるに至っています。このように時代の変遷とともに進化を続ける画像診断技術の新たな革新を探る一方で、これまで積み重ねられてきた知見や伝統を大切に守り、次世代へと継承していく責任を果たしていきたいという思いを込めています。本研究会では、教育講演やセミナーを通じて画像診断の最前線といえる知見を得るとともに、エキスパートの先生方による画像読影の神髄に触れる機会にできればと考えています。
 また21日夕には山口県ご出身のプロバイオリニスト・末延麻裕子さんのライブコンサートも予定しています。研究会ご参加の皆様にはぜひご参加いただき、心洗われる素晴らしいバイオリンの音色をお楽しみください。
 下関は、日本海と瀬戸内海を繋ぐ関門海峡を臨む美しい港町であり、古くから文化や交易の要所として栄えてまいりました。歴史的建造物も多く、日清講和条約が締結された春帆楼や旧下関英国領事館などがあり、また唐戸魚市場では早朝から最高級の新鮮なさしみやお寿司が格安でいただけます。学術的な交流だけでなく、この地の歴史や自然に触れ、日々の臨床や研究活動から少し離れて心をリフレッシュしていただければ幸いです。
 最後に、本研究会が皆様にとって実り多い時間となるよう、スタッフ一同、万全の準備を進めてまいります。当日は、現地にて多くの皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。


2025年2月吉日

第53回断層映像研究会
   
大会長: 伊東 克能(山口大学大学院医学系研究科 放射線医学講座)
テーマ: 時代を映す画像診断:革新と継承
開催日: 2025年11月21日(金)・22日(土)
会 場: 下関市生涯学習プラザ(DREAM SHIP)
〒750-0016 山口県下関市細江町3-1-1
https://s-dreamship.jp/information/access/
  会場
事務局: 山口大学大学院医学系研究科 放射線医学講座内
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2285、FAX:0836-22-2285
Email:m-tanabe@yamaguchi-u.ac.jp(実行委員長:田辺昌寛)

 


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