今年の研究会は10月4日(金)、5日(土)の両日、群馬県高崎市において開催いたしました。幸い天候に恵まれ、全国から116名の参加をいただきました。特に遠方から参加していただいた方々に厚く御礼申し上げます。すでに48回を数える研究会ですが、意外にも群馬県での開催は今回初めてでありました。私たちは研究会等を主催することに慣れた集団ではなく、いろいろと行き届かない点もあったかと思いますが、なにとぞご容赦ください。
皆様には素晴らしいご講演をいただきましたが、優秀演題を独断ですが偏見なしに3題選ばせていただきました。
後藤 俊 先生 (埼玉医科大学総合医療センター放射線科)
「脊髄のhemangioblastomaの診断におけるMRDSAの有効性」
佐藤 晴佳 先生 (大分県立病院放射線科)
「Scab-like sign(SLS)は慢性肺アスペルギルス症における喀血を予知する!」
川口 真矢 先生 (岐阜大学医学部放射線科)
「非感染性の良性第2鰓裂嚢胞のCT、MRI所見の検討」
今後益々ご研究を発展させていただきたく切望致します。
今回初の試みとして、画像診断関係の専門誌に掲載された論文等から、それぞれの編集委員会に教育的演題をご推薦いただきました。諸事情で今回は「臨床放射線」ご推薦の演題のみとなりましたが、論文を読むのみではなく、筆者ご本人に解説いただけると理解が深まります。
次回は鹿児島大学吉浦敬教授のご担当で、鹿児島開催となります。皆様どうぞ奮ってご参加ください。